外反母趾

外反母趾とは?

外反母趾は、足の親指が、小指の方向へ曲がってしまう症状です。症状が進行すると、親指が人差し指や中指の下にまでもぐりこんだり、重なったりして変形し、歩行で痛みが伴います。

親指のつけ根が痛い、これって外反母趾なの?

足の親指が、明らかに小指方向に曲がっている場合は、外反母趾の疑いがあります。腰痛が原因の場合もありますので、病院で診察を受けましょう。

外反母趾は、女性の病気?

男性や子供も、外反母趾になります。しかし、圧倒的に女性が外反母趾になりやすいのです。

外反母趾になる原因は?

外反母趾の第一の原因は、開張足になることです。
開張足とは、足裏の指付け根のアーチが崩れ、平らになることです。縦のアーチが崩れると、偏平足になります。
開張足になると、足の幅が広くなります。そのまま、先が細くなっているハイヒールなどの靴を履くことによって、外反母趾になります。
また、遺伝的に、骨が弱い人は外反母趾になることがあります。

なってしまった外反母趾、改善策は?

足と足指の運動をしましょう。

・足でじゃんけんをします。
・椅子に座り、床に置いたタオルを、足の指でつかんで、たぐり寄せたり、つかみ上げます。
・かかとを上げて足の指先だけで立ちます。そのまま、かかとを下ろします。これを繰り返します。
・かかとで立ち、足先を持ち上げて指を甲の方へそらします。これを繰り返します。

靴は幅広のものに変えてましょう。

・靴はEE、EEEなど、幅広のものを履きます。
・ヒールは低いものを選びます。
・歩くときは、かかとから地面に着地させ、指先までしっかりと地面につくようにして歩きます。

一工夫して、靴を履きましょう。

・五本指ソックスなどを履いて、足の指と指の間を開けるようにして靴を履きます。
・外反母趾用インソールを靴に敷くと歩くことが楽になります。

外反母趾、ひどくなってしまったら?

・歩けないほど痛みがひどい場合は、お近くの整形外科に相談してください。治療は、足底装具、靴型装具で行われるでしょうが、手術が必要かどうかは、医師の指示に従ってください。

内反小趾にも気をつけましょう。

内反小趾は、足の小指が親指側に曲がります。外反母趾と同時に起こることがあります。内反小趾も開張足が原因と言われます。

外反母趾の症状を軽減するためのお薦め

足の親指とひと差し指との間を強制的に開くことで、徐々に隙間ができてきます。
毎日続けることが必要です。

テーピングは、早く直したいという意識で、つい、指を強く外側に引いてしまいますが、初めは加減を見ながら、何度かやり直し、長時間テーピングしていても痛みのない位置を探してください。
長時間テーピングを続けると、テープをはがした後の皮膚が白くなっていることがあります。この場合は、皮膚の色が元に戻るまで、次のテーピングはしないようにします。
ストッキングは足先できつく、外反母趾の原因になるとも言われていますので、5本指のソックスをはくように心がけます。家では、素足で過ごすのも良いでしょう。
ハイヒールのようなつま先が細い靴を履く時間は、できるだけ短くします。

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