ウオノメ(魚の目)・タコ

ウオノメ(魚の目)とタコ、どうちがうの?

タコは、正式にはベンチ腫という名の病気で、皮膚の表面が、絶えず圧迫や摩擦を受けて、厚くなるものです。
ウオノメ(魚の目)は、正式には鶏眼(けいがん)という名の病気で、皮膚が硬く盛り上がり、芯があります。芯に靴やものがあたると、激痛が走ります。
どちらも、足に合わない靴を、長時間履いていると、できやすくなります。

タコはどうやって手当てすればいいの?

入浴後、皮膚がやわらかくなっているとき、ヤスリを使って削ります。
カッターナイフなどは、皮膚を傷つけることがあるので、避けましょう。 一度に削りすぎると、その部分がまた硬くなります。少しづつ削ります。
また、靴を履く場合は、タコの部分に、タコ用の保護パッドをあてたり、厚い中敷を使用しましょう。

ウオノメ(魚の目)はどうやって手当てすればいいの?

ウオノメ(魚の目)は、芯の部分が皮膚の奥深くに食い込んでいます。表面の硬くなった皮膚を削っただけではよくはなりません。
小さなウオノメ(魚の目)は、市販のサリチル酸絆創膏(スピール膏)や、サリチル酸液を使って取り除くこともできますが、芯まで取り除くには、一ヶ月、二ヶ月かかることがあります。
大きく、ひどくなったウオノメ(魚の目)の芯は、なかなか取れません。また、ウオノメ(魚の目)と同様に皮膚が厚く盛り上がり、痛みがある場合は、ウィルス性のイボである可能性もあります。皮膚科に受診しましょう。

ウオノメ・タコが、できないようにするためには?

外反母趾が起こる開張足の人は、ウオノメ(魚の目)・タコができやすくなります。 まず、外反母趾を治療し、足にあった靴を選びます。
また、普段から、足にあった靴を履くようにします。ウオノメ(魚の目)・タコができかかっている場合は、厚いクッションが入った中敷やパッドを使用します。
なんらかの原因で、骨が出っ張っている場合は、そこにタコができやすくなります。整形外科に受診しましょう。

ウオノメ(魚の目)・タコ、予防するため、悪化させいないためのポイント

● 根本的な原因となる、開張足、外反母趾の治療をします。
● 足にあった靴を履きます。靴選びは、夕方がよいでしょう。
● 靴をはくときは、ウオノメ(魚の目)、タコを覆うような、厚いパッドや中敷を使用します。

ウオノメ(魚の目)・タコ・症状改善、治療のためのお薦め

サリチル酸の角質軟化剤で角質を柔らかくし、ウオノメ(魚の目)、タコを取り除く場合は、周りの皮膚を深く傷つけないように気をつけます。
ウオノメ(魚の目)、タコがとれた後、硬い部分が少し残ることがありますので、お風呂上りにやすりなどで削ります。

せっかく、ウオノメ(魚の目)、タコを取り除いても、同じ靴で圧迫されると、再びウオノメ(魚の目)、タコができてしまいます。
ウオノメ(魚の目)、タコは一度できた場所に、何度も再発することがあります。
外反母趾の方は、外反母趾を治しながら、靴を履く場合に、靴の中で圧力がかかる部分をパッドなどで保護して、ウオノメ(魚の目)、タコの再発を防ぎます。
帰宅後、靴の圧迫等で足に赤くなったような所があれば、お風呂に入ったときに、少しマッサージして血行を良くしておきます。

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